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字幕翻訳の発注方法について

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発注方法について

 

個人の翻訳者が字幕翻訳の仕事を受注する場合、恐らく以下の2形態が主流だと思います。

 

a. 字幕ライターさんとのコラボレーションを前提とした下訳の受注。

b. 1人の翻訳者が一括受注。字幕を書き入れるための「ハコ」の切り分けから

  翻訳作業までを1人で行う。

 

 

aは作業効率が悪いため、昨今はbの発注が増えていると聞きます。

1人の翻訳者が受注したあと、一部を外注に出すこともあるでしょうから、いろいろなバリエーションが考えられそうです。

どの部分を切り取って発注されているかにより、受注者が時間をかけるべきポイント、逆に手を抜いてもよいポイントが変わってくるかと思います。

 

 

で、私どものチームはといいますと・・・

 

技術班と翻訳班のコラボレーション

 

を導入しています。

 

いうまでもなく、翻訳者の時間を機械的な作業に費やさせないための策です。

翻訳者の方への発注内容は「翻訳」部分に限りなく絞ってあります。

 

作業の流れ

 

4ステップに分かれます。翻訳チームの作業は太字部分、翻訳者の方に発注するのは赤色部分です。

 

ざっくりハコ切り→翻訳・ハコの結合→チェッカーによる校閲→ハコの微調整

 

したがって翻訳班は以下のような機械的な作業から解放されます!

・ハコのINとOUTの微調整

・フォントの設定

・字幕位置の設定

・ルビ配置の設定

 

技術班に感謝

私がこれまで字幕翻訳の仕事を続けてこられたのは、技術班のサポートのおかげだと思っています。1/20秒単位の微調整を延々とやるなんて、考えるだけで憂鬱です。

でも世の中はうまくできていて、そういう仕事が苦でない人、得意な人がいるのですよね。だったらその人に任せて翻訳班は翻訳に集中したほうが、よいものが仕上がると思うのです。

ちなみに、この分業を考案したのは私ではありません。私は仕組みを引き継いで、チームをちょっと大きくしただけです。読解力も文章力も高い方々が集まってきてくださるのは、この分業制のおかげではないかと勝手に思っています。