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HARUSAME blog

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字幕翻訳チームの構成と運営方針

応募者必読 字幕

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翻訳者公募から1年3か月が経ちました。いろいろと試行錯誤しながら運営してきましたが、ようやく、もっとも省エネで高いクオリティが維持できるだろうと思える方法が固まってきました。これまでの反省と共に、現在の方針についてまとめ、次の記事で新たな人材を募集したいと思います。

 

現在のチーム構成

 

第一期翻訳者:公募前からの古株翻訳者。現在稼働人数は4名ほど。

第二期翻訳者:公募、トライアルを経て採用した翻訳者。現在稼働人数は5名ほど。

技術者:   スポッティング等技術的な作業担当。3名ほど。

 

過去の選抜方法と今後の試み

 

第一期

第一期の翻訳者は、私が能力と適性を見込んでスカウトしてきた人たちです。これまでに両手の指の数くらいはスカウトしました。字幕未経験者や、一緒にお仕事したことのない人も多かったのですが、全員が僅か4~8本の実践&チェックバックで、字幕として成立する原稿が書けるようになり、大いに活躍してくれました。

 

めぼしい人材をスカウトし尽くした後しばらくは、第一期翻訳者の人たちに人材を推薦してもらう、という方法を採っていました。こちらからは条件を明確に示し、紹介者の方も責任感と自信をもって推薦してくださいましたが、なぜか適性が合わない方ばかりで、お互いに非常に疲弊し、紹介者の方にも応募してくださった方にもご迷惑をおかけしました。

 

第二期

そこで昨年は、実験的にトライアルによる選抜という形で新たな人材を募集しました。もちろん、優秀な方をお迎えすることができ効果はあったのですが、最良の方法ではないように思いました。

・応募者が字幕ソフトをセットアップするのに多くの時間を要する。

・応募者が字数制限を気にしすぎて本来の文筆能力や伸びしろの判断が難しい。

・応募者が作品との相性が悪く、能力を発揮できないことがある。

 

今後

次回の募集ではトライアルなしの原石発見方式を試してみたいと思っています。

ご興味のある方は、以下に続きます発注の方針や求める人材像もご覧ください。

 

 

 発注の方針

 

効率的に品質の良い原稿を上げていただくため、以下の原則で発注を行っています。

1.1人の翻訳者は1つの番組専任とし、できるだけ掛け持ちはさせない。

2.7日~10日に1本、コンスタントに発注する(1本25分の番組が主です)

 

コンスタントにお仕事をこなしていただかないと、ベテランの方でもベストな状態をキープするのは難しいようです。あまり余剰な人員は抱えず、少人数に一定量を下回らない発注をするようにしています。

 

翻訳者には1日3時間以上稼働できる主婦の方や、定時で帰れる職場で働くサラリーマンの方などがいらっしゃいます。集中力が必要な仕事ですので、まとまった時間が取れないと難しいと思います。

 

 

求める人材について

 

 

独特な分業制を採用しているため、一般的な翻訳エージェントさんと求める人材像が異なるようです。

分業については以下の記事をご覧ください。 

 

chinese-jimaku.hatenablog.com

 

 

 

求める能力

 

求める能力の優先順位は、以下の通りとなります。

1.日本語の文才

2.情報を整理し、論理的に組み立て直す能力

3.中国語の読解力(目安としては中検2級レベル以上)

4.中国の社会事情に対する理解

 

4はネットや人脈を駆使してリサーチをすることで、ある程度カバーできます。

 

 求める人物像

 

基本的には、いろいろな個性の人がいてかまわない、というスタンスです。

 

上記1に挙げた「文才」にしてもいろいろな個性の方がいらっしゃいます。できるだけ個性に合った作品やテーマを発注していくようにしますので、個性を出していただいたほうがいいです。「この作品は好きになれない」「この司会者は合わない」などもご遠慮なく。

どんな方でも作品との相性があり、相性の良しあしは原稿に出ます。

 

仕事への取り組み方も人それぞれで、絶対に〆切を守る人もいれば、絶対に守らない人もいます(笑)。

遅れてでも妥協のない原稿が上がってくるのであれば、そういうプロ意識もありだと思うことにして、遅れを織り込んで発注します。あまりにひどく、私が徹夜でカバーするようなことが続けば、ちょっと考えるかもしれませんが。

そのあたりは皆さん大人ですし、フリーランスという名の小さな事業主なのですから、分かってやってらっしゃるのでしょう(チクリ/笑)。

 

メールの文面や内容も丁寧な方からあっさりした方まで、いろいろな方がいらっしゃいますが、文面がそっけないので発注量を減らす、といったことはありません。ただ、適切に申し送りを書き添えてくださる方に、責任ある仕事を追加でお任せする、ということはあります。

ほかのお仕事との掛け持ちも、堂々とやっていただいてかまいませんし、ご旅行等でのお休みも申告していただいてかまいません。

良質な原稿を出してくれさえすれば、あまり堅苦しいことを言うつもりはありません。